プロトタイプ製作・試作開発の受託|機構・基板・アプリを小ロット試作まで
株式会社revot(筑波大学発ベンチャー)は、電子機器(ハードウェア)のプロトタイプ製作・試作開発を受託する会社です。機構・回路・基板・ファームウェア・アプリ・AIを一社で試作し、原理確認(50万〜200万円・3週間〜2か月)から、実用形の試作1台、小ロット試作(〜10台)、量産設計まで進めます。「試作を作りたい」というご相談で最初に伺うのは「何を確かめたいか」です。技術的に可能かを見るのか、使ってもらえるかを見るのか、量産できるかを見るのか。目的が違えば作るべきものも費用も全く変わり、絞れば多くの場合1/3で済みます。
何を確かめたいか相談する(無料) 資料や図面があれば、contact@revot.jp へメールでお送りいただいても構いません。
プロトタイプは「何を確かめるか」で作り方が変わる
「試作を作りたい」というご相談で最初に伺うのは「何を確かめたいか」です。目的が違えば、作るべきものも費用も全く変わります。
| 確かめたいこと | 作るべきもの | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 技術的に可能か | 見た目は問わない。原理だけ確認する装置 | 50万〜200万円 |
| 使ってもらえるか | 形と操作感を再現。中身は簡易でよい | 100万〜300万円 |
| 精度・性能が出るか | センサーと処理は本番相当。筐体は仮 | 150万〜500万円 |
| 量産できるか | 部品・工程・単価を本番想定で作る | 300万〜1,000万円 |
| 展示会に出したい | 見た目と動作を優先。耐久性は割り切る | 100万〜400万円 |
金額は税別、補助金を使わない場合の総額です。
全部を一度に満たそうとすると、費用も期間も跳ね上がります。「まず何を確かめるか」を1つに絞ると、多くの場合その1/3で済みます。
機構・回路・基板・ファームウェア・アプリ|試作できる範囲
| 層 | できること |
|---|---|
| 機構・筐体 | 3D設計、3Dプリント、切削、防水・防塵の検討 |
| 回路・基板 | 回路設計、基板設計(PCB/FPC)、部品選定、実装 |
| センサー | 加速度・ジャイロ・圧力・測距・カメラ・LiDARの選定と実装 |
| ファームウェア | マイコン制御、省電力設計、無線(BLE・独自2.4GHz・Wi-Fi) |
| アプリ・システム | iPhone/Androidアプリ、PC側ソフト、サーバ連携 |
| AI・判定 | 画像認識、異常検知、判定アルゴリズム |
| 量産設計・技適 | 量産で使える部品と工程での設計、技適の確認、小ロット試作(〜10台) |
これらを分けて発注する必要がありません。試作段階では「回路とファームとアプリの境界」で問題が起きやすく、別会社に分かれていると原因の切り分けだけで時間が溶けます。
製品ごとに各領域で何を作ったかは、機構・回路・ファームウェア・アプリの一体開発のページに表でまとめています。センサーを内蔵してスマートフォンアプリとつなぐ機器は、組み込み・IoTデバイス開発(回路・基板からスマホアプリまで)をご覧ください。
試作を重ねて製品にした実例|約100本の試作から数百人分の製造まで
当社が試作から製品まで進めたものと、試作で確かめた点です。
| 作ったもの | 試作で確かめたこと |
|---|---|
| センサー内蔵の競技用具(SASSEN) | 圧力センサーと加速度センサーを内蔵し、0.025秒の精度で打突を判定する用具。完成までにおよそ100本の試作を重ねました |
| 100人が同時に対戦できるウェアラブル端末(Cyber KASSEN) | 多数同時接続の要件から、BLEではなく独自の無線設計を採用。本番で数百人が同時装着する台数を製造 |
| GPSが届かない場所を飛ぶドローン | 屋内・地下で自律飛行する機体。センサー構成の試行錯誤を実機で重ねました |
| 電子計測のモルック(Cyber Molkky) | 倒れたピンを検出して得点計算を自動化。PCT国際特許出願済 |
いずれも研究で終わらず、実際に世に出て使われています。学校の授業、企業研修、自治体のイベント、App Storeでの配信という形で、外部の検証を受けています。
試作でよくある失敗
| 失敗 | なぜ起きるか | 避け方 |
|---|---|---|
| 試作は動いたが量産できない | 入手困難な部品や手作業前提の構造を使っている | 量産を見据えるなら最初から部品を選ぶ |
| 見た目だけ作って中身が入らない | 基板とバッテリーの寸法を後回しにした | 中身の体積を先に決めてから外形を設計 |
| 1台は動くが複数台で破綻 | 無線の同時接続数を検証していない | 想定台数で早期に試す |
| 電池がもたない | 省電力設計を後から入れようとした | スリープ設計は最初から組み込む |
| 法規で売れない | 技適や電波法の確認が最後になった | 無線を使うなら設計前に確認する |
原理確認・試作1台・小ロット試作(〜10台)|費用と期間の目安
| 範囲 | 費用の目安 | 期間 |
|---|---|---|
| 原理確認(動けばよい) | 50万〜200万円 | 3週間〜2か月 |
| 実用形の試作1台 | 150万〜500万円 | 2〜5か月 |
| 小ロット試作(〜10台) | 300万〜800万円 | 3〜6か月 |
| 量産設計・技適取得まで | 500万〜1,500万円 | 6〜12か月 |
金額は税別、補助金を使わない場合の総額です。
小ロット試作の先の、小ロット製造と量産設計の内容は、基板設計・電子機器開発(試作から小ロット量産まで)にまとめています。
試作は補助金の対象になりやすい領域です(新事業進出・ものづくり商業サービス補助金など。旧・ものづくり補助金の後継制度)。株式会社revotは、技術要件の整理、見積書、開発計画の資料づくりを担当します。申請書の作成と提出は申請する会社が行い、必要な場合は行政書士などの専門家と進めます。採択を保証するものではありません。詳しくは補助金で機器・システムを開発する時の進め方をご覧ください。
ご相談時にうかがうこと
- 何を確かめたいか――ここで作るものが決まります。最重要です
- 最終的に何台作るか――1台か、100台か、1万台かで部品選定が変わります
- 使う環境――屋外か、水がかかるか、振動があるか
- 無線を使うか――使うなら技適の確認が要ります
- いつまでに必要か――展示会や補助金の期限があれば逆算します
「こんなものが作れないか」だけで構いません。実現できるか、いくらかかるかを先にお伝えします。
試作の予算を守るために、範囲を1つに絞る
試作が予算を超える原因はほぼ一つで、「ついでに」が積み上がることです。
原理を確かめる試作に、見た目の作り込み、アプリの操作性、量産を見据えた部品選定を全部乗せると、費用は3倍になります。それぞれ別の目的であり、同時に満たす必要はありません。
| 確かめたいこと | 作るもの | やらなくてよいこと |
|---|---|---|
| 技術的に可能か | 机の上で動けばよい。配線むき出しで構わない | 筐体、デザイン、量産部品、アプリのUI |
| 使ってもらえるか | 見た目と操作感。中身は既製品の流用でよい | 回路の最適化、量産設計 |
| 量産できるか | 量産部品と量産工程で1台作る | 機能追加、見た目の改善 |
1つに絞れば、多くの場合その1/3で済みます。絞った結果「駄目だ」と分かることにも価値があります。全部盛りで作ってから駄目だと分かるより、はるかに損失が小さくなります。
試作が量産に繋がらない、典型的な理由
- 入手困難な部品を使っている:試作では1個買えれば足りますが、量産では継続的に数千個が要ります
- 手作業を前提にした構造:職人が調整して動いているものは、量産できません
- 3Dプリントでしか作れない形:射出成形では抜けない形状になっている
- 認証を通せない設計:技適・PSEを後から取ろうとすると、設計変更が必要になることがあります
- 試験の方法がない:1台なら手で確認できますが、量産では「良品かどうかを短時間で判定する仕組み」が要ります
量産を見据えるなら、試作の段階から量産で使える部品と工程で設計します。当社は量産まで対応するため、この分岐を最初にご相談します。
当社が実際に作ったもの
- センサー内蔵の競技用具:約100本の試作を重ねて製品化。全長675mm・449g・圧力センサー4枚。テレビ放送で使われています
- ウェアラブル端末:試作ではなく、本番で数百人が同時装着する台数を製造。学校の授業、自治体イベントで実運用
- 屋外の計測システム:日照・風・地面が毎回変わる条件で同じ判定を返す。PCT国際特許出願を自社で実施
- GPSが届かない環境で自律飛行する機体:位置推定と制御そのものを実装
いずれも研究や展示で終わらず、外部の利用者に使われる段階まで到達しています。「作れます」ではなく「作って、世に出して、使われた」実績です。
よくある質問
電子機器の試作(プロトタイプ)だけを頼めますか?
頼めます。原理確認(動けばよい)が50万〜200万円で3週間〜2か月、実用形の試作1台が150万〜500万円で2〜5か月が目安です。機構・筐体、回路・基板、センサー、ファームウェア、アプリまで一社で試作します。
社内に回路や基板の技術者がいません。企画から試作まで一緒に進めてもらえますか?
進められます。図面も仕様書も不要で、「こういうことを測りたい」「こう動いてほしい」から始めて構いません。回路設計と基板設計(PCB/FPC)は当社が行い、機構・ファームウェア・アプリまで一社で試作します。最初に「何を確かめたいか」をうかがいます。費用の目安は、原理確認が50万〜200万円・3週間〜2か月です(税別)。企画だけお持ちいただき、設計・試作・量産設計まで当社が行う進め方(ODM)にも対応します。
試作のあと、小ロットの量産まで続けて頼めますか?
頼めます。小ロット試作(〜10台)が300万〜800万円で3〜6か月、量産設計・技適取得までが500万〜1,500万円で6〜12か月が目安です。量産を見据える場合は、試作の段階から量産で使える部品と工程で設計します。小ロット製造と量産設計の内容は、基板設計・電子機器開発のページにまとめています。
ハードウェアのスタートアップです。試作から、量産の前の段階までを頼めますか?
頼めます。原理確認、実用形の試作1台、小ロット試作(〜10台)、量産設計・技適取得までを一社で進めます。費用の目安は、原理確認が50万〜200万円・3週間〜2か月、量産設計・技適取得までが500万〜1,500万円・6〜12か月です(税別)。量産を見据える場合は、試作の段階から、量産で使える部品と工程で設計します。当社自身も、センサー内蔵の競技用具を、約100本の試作を重ねて製品化しました。開発の資金は、補助金・融資・出資のどれを使うかを、開発の進み方に合わせて設計します。
試作は何回くらい作り直しますか?
作る物によって変わります。当社のセンサー内蔵の競技用具は、完成までにおよそ100本の試作を重ねました。基板の試作は、回路が動くかの確認、筐体と環境での確認、量産できる形への修正で、普通2〜3回かかります。
試作にはいくらかかりますか?
何を確かめるかで変わります。原理確認(動けばよい)が50万〜200万円で3週間〜2か月、実用形の試作1台が150万〜500万円で2〜5か月、小ロット試作(〜10台)が300万〜800万円、量産設計・技適取得までが500万〜1,500万円が目安です。
展示会に出す、動くプロトタイプを頼めますか?費用はいくらですか?
頼めます。展示会に出す試作は、見た目と動作を優先し、耐久性は割り切ります。費用の目安は100万〜400万円です(税別)。いつまでに必要かをうかがい、展示会の日付から逆算して、期限までに作れる範囲をお伝えします。
試作は動いたのに量産できない、という話を聞きます。なぜですか?
入手困難な部品を使っていたり、手作業を前提とした構造になっているためです。量産を見据えるなら、試作の段階から量産で使える部品と工程で設計する必要があります。当社は量産設計まで対応するため、この分岐を最初にご相談します。
機構だけ/基板だけ、といった部分的な依頼もできますか?
可能です。ただし試作段階では「回路とファームとアプリの境界」で問題が起きやすく、別会社に分かれていると原因の切り分けだけで時間が溶けます。当社は全層を自社で扱えるため、その分断が起きません。
無線を使う製品の注意点は?
技適(技術基準適合証明)と電波法の確認が必要です。これを最後に回すと「作ったが売れない」となるため、無線を使う場合は設計前に確認します。当社は技適対応まで含めた量産設計の実績があります。
補助金は使えますか?
試作は新事業進出・ものづくり商業サービス補助金などの対象になりやすい領域です。株式会社revotは、技術要件の整理、見積書、開発計画の資料づくりを担当します。申請書の作成と提出は申請する会社が行い、必要な場合は行政書士などの専門家と進めます。採択を保証するものではありません。
「こんなものが作れないか」だけで構いません。実現できるか、いくらかかるかを先にお伝えします。
資料や図面があれば、contact@revot.jp へメールでお送りいただいても構いません。