センサーデバイス開発の受託|「検知して、判定する」を形にする
「動きや当たりをセンサーで検知して、その場で判定したい」——このニーズを、センサー選定から基板・筐体・ファームウェア・連携アプリまで一貫して形にします。株式会社revotは、圧力センサー4枚で打突を検知するSASSENの刀、100台を同時同期するCyber KASSENのウェアラブル端末、屋外で転倒を自己判定するCyber Molkkyのピンを設計・製造し、全国大会や自治体イベントで稼働させてきた会社です。
このページに出てくる専門用語の意味は、開発用語集(36語)にまとめています。分からない言葉があってもご相談いただけます。
センサーデバイス開発とは何ですか?
センサーデバイス開発とは、物理量を検知するセンサーを中核に、検知・判定・通信までを行う機器を設計・製造することです。株式会社revotは「検知(センサー)→その場での判定(端末上の処理)→無線での共有」を一貫して設計し、スポーツ機器で培った低遅延・高信頼の判定技術を産業用途にも提供しています。
センサーデバイス開発とは何をするのか
センサーデバイス開発とは、物理的な現象(動き・当たり・圧力・温度など)を電気信号として取り出し、意味のある情報に変換する機器をつくることです。単にセンサーを買ってきて繋ぐだけでは製品になりません。実際には次の工程が必要です。
| 工程 | やること |
|---|---|
| センサー選定 | 検知したい現象・精度・応答速度・コストから最適な部品を選ぶ |
| 回路・基板設計 | センサーを動かし、ノイズを抑え、電力を管理する回路をつくる |
| 筐体設計 | 装着感・防水・耐衝撃・組み立てやすさを満たす外装 |
| ファームウェア | 信号を読み、しきい値判定し、無線で送る組み込みソフト |
| アプリ・サーバ | 受け取ったデータを集計・表示・保存する |
| 量産設計 | コスト・歩留まり・部品調達を見据えた設計に落とす |
センサーの選び方(用途別)
加速度センサー/IMU:動きを捉える
物体や人の動き、姿勢、振動を検知します。スポーツのフォーム計測、機械の異常振動検知、転倒検知などに使います。SASSENの打突検知もこの系統です。
衝撃・接触センサー:当たりを捉える
「当たったかどうか」を判定します。競技の得点判定、安全管理(接触検知)、機器の衝突検知に使います。
圧力・荷重センサー:力を測る
踏力・握力・積載重量などを数値化します。トレーニング機器、在庫管理、安全装置に使われます。
測距センサー(LiDAR・ToF):距離と形を測る
周囲の形状を三次元で取得します。ドローンの自己位置推定、設備点検、体積計測に使います。
重要なのは「高性能なセンサーを選ぶこと」ではなく、用途に対して十分な精度を、現実的なコストと消費電力で満たす組み合わせを選ぶことです。ここで過剰品質を選ぶと、量産時にコストが跳ね上がります。
「検知できる」と「製品になる」の間にある壁
試作で信号が取れても、実際の現場では動かないことがよくあります。よくある壁は次の3つです。
- 誤検知(ノイズ):本物の動きと、揺れ・振動・電気ノイズを区別する必要があります。しきい値だけでは足りず、信号処理とアルゴリズムの作り込みが要ります。
- 電池が持たない:常時計測すると数時間で切れます。必要なときだけ動かす省電力制御が不可欠です。
- 壊れる・外れる:人が装着したり、ぶつけたりする用途では、堅牢性と装着性が製品の成否を分けます。
revotは、実際に数百名が同時に使い、繰り返し打ち合う環境で動く機器を作ってきたため、この「現場で壊れない・誤らない」部分の設計を重視しています。
revotの実績と対応範囲
株式会社revotは、SASSEN・Cyber KASSEN・Cyber Molkkyのセンサーデバイスを設計し、製造し、現場に出した会社です。いずれも試作止まりではなく、全国大会・学校の授業・自治体イベントで実際に稼働しています。以下、発注のご判断に使えるよう、案件ごとに「要件→担当→試験→結果」の同じ書式で示します。
対応範囲(どこからどこまで請けるか)
- センサーの選定:市販のセンサー素子・モジュールから、検知したい現象と環境に合うものを選びます。検出素子そのものの開発は行いません(発注後の認識差を避けるため明記します)
- 回路・基板・ファームウェア:センサーを読み、電源を管理し、無線で送るまでの基板とソフト
- 判定処理:生の信号から「打った」「倒れた」「異常」を端末内で判定するアルゴリズム
- アプリ・システム:判定結果を集計・表示するスマホ/iPadアプリ、業務システムへの接続
- 筐体・量産設計:3Dプリント試作から、数百台規模の製造までの設計
構成はどの案件も同じ流れです:センサー → 基板(判定・電源)→ 無線(BLE/Wi-Fi/独自)→ アプリ(iOS/iPad)→ 業務システム。この5つを分けずに一社で設計するため、「どこの不具合か分からない」状態が起きません。
事例1:打突を検知して勝敗を判定するセンサー内蔵デバイス(SASSEN)
- 要件:安全な用具で打突を検知し、人の審判なしで勝敗を判定する。競技として成立する精度と、大会で数十本が同時に動く運用
- 担当:回路設計・圧力センサー実装/打突判定アルゴリズム(FW)/Bluetooth通信基板/審判・スコアリングアプリ(iOS)/会場演出用フィールドLED — すべて自社
- 試験・運用:全国大会(第4回・参加120名超)、学校授業、NHK WORLD-JAPAN・日本テレビ・フジテレビ・Netflix等での撮影現場で実稼働
- 結果:審判0人での競技運営が成立。一般社団法人全日本サッセン協会が競技を統括
事例2:100台のウェアラブル端末を同時に同期し自動採点する(Cyber KASSEN)
- 要件:1試合で最大100人が装着する端末を、会場のWi-Fi環境に依存せずリアルタイムに同期し、自動でスコアを集計する
- 担当:ウェアラブル端末の設計・製造(HW)/独自Wi-Fiによる多端末同期(NW)/自動スコアリング(SW)/iPad運営アプリ(SW)/商標登録(知財)
- 試験・運用:沖縄セルラーフェスティバル(2日間・のべ673名)、SusHi Tech Tokyo 2026(約500名)、福岡県立八幡高等学校クラスマッチ(280名)、中学校の体育授業
- 結果:本番で数百人が同時に装着する台数を製造し、複数会場で運用。来場者数は運用実績であり、通信性能の測定値ではありません(遅延・欠損率の公表値は持っていません)
事例3:屋外で同じ判定を返し続ける計測デバイス(Cyber Molkky)
- 要件:各ピンが内蔵センサーで転倒を自己判定し、iPadが自動採点する。日照・風・地面の状態が毎回変わる屋外で、判定がぶれない
- 担当:計測デバイスの設計(HW)/得点計算・記録の自動化(SW)/大会運営システム(SW)/PCT国際特許出願(弁理士を介さず自社で)
- 結果:屋外イベントで運用。関連技術でPCT国際特許出願済み
受託でお渡しするもの
実機、設計データ(回路図・基板データ・筐体3D)、部品表(BOM)、ソースコード、パラメータ一覧、試験成績書。権利の扱いはご希望に応じて相談します。上の3事例は自社製品ですが、同じ構成の受託開発で同じものを納品します。
これらの技術は、スポーツ以外の産業用途——作業動作の検知、安全管理、設備の常時計測、機器の稼働監視——にそのまま応用できます。「何を検知して、何を判定したいか」と「使う環境(屋外か、粉塵か、電源はあるか)」を教えていただければ、センサーの候補と構成をこちらで組み立てます。
費用と進め方
センサーデバイス開発は、いきなり量産設計まで進めるとリスクが大きくなります。revotでは次の順で進めることをおすすめしています。
- 要件整理:何を検知し、どう使うかを明確にする(ここが最重要)
- PoC(試作):小さく作って「本当に検知できるか」を確かめる
- 製品設計:筐体・省電力・堅牢性を作り込む
- 量産設計:コストと調達を見据えて仕上げる
開発費はものづくり補助金などで1/2〜2/3が補助される場合があります。revotは補助金の活用を前提とした開発計画(技術要件・構成・見積根拠)の設計にも対応しています。
センサーデバイス開発 の費用と期間の目安
| 範囲 | 費用の目安 | 期間 |
|---|---|---|
| センサー選定・検証(PoC) | 98万〜250万円 | 1〜2か月 |
| 計測デバイス試作 | 300万〜800万円 | 3〜6か月 |
| 判定アルゴリズム込み | 500万〜1,200万円 | 4〜10か月 |
| 量産設計・OEM対応 | 800万〜2,000万円 | 6〜12か月 |
補助金・奨励金を使うと実質負担は1/2〜1/3になります。制度の選定から申請、開発、実績報告まで、補助金・助成金のコンサルティング・サポートもrevotグループが全て行います。採択を保証するものではありません。詳しくは開発費用と期間の目安をご覧ください。